東京魔人學園シリーズ【感想・レビュー】
東京魔人學園シリーズはアドベンチャーと他のジャンルが融合した、現在でもカルト的な人気があるゲームのシリーズで昨年20周年を迎えた。
基本的にはある日、転校生(主人公)がやってきて学校周辺で不思議なことが起こり出し、やがて世界の存亡をかけた戦いに繋がっていく・・・といった王道ストーリー(ただし東京魔人學園外法帖だけは幕末が舞台)。
これらのゲームのアドベンチャー部分は非常に独特で、問いかけに対して選択肢で答えるのではなく感情を入力して答えるというシステム。入力した感情によって相手の反応も変わってくる。これがなかなか楽しい。
真面目な人物を装ってもいいし、ハチャメチャな主人公やナンパ野郎を演じることもできる。ゲーム終盤に好感度が高いキャラとの告白イベントが用意されているのも人気要素のひとつだ。
・東京魔人學園剣風帖
シリーズ第1作。アドベンチャーとシミュレーションRPGの融合。ストーリーや設定は中二病っぽいところもあるが、数多く登場するキャラクターはなかなか魅力的。RPG部分は物凄く簡単なのでゲームを全くやったことがない人でもまず問題はないだろう。システム面が荒削りなのでスコアを抑えているがキャラクターや物語が気に入れば十分良作レベルで楽しめる。
スコア:76点(100点中)判定:佳作
- 出版社/メーカー: アスミック・エース エンタテインメント
- 発売日: 2000/07/13
- メディア: Video Game
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・東京魔人學園外法帖
シリーズ第2作。基本的なシステムは大きくは変わらないが、時代は幕末となり登場人物は1作目のキャラクターの前世(先祖?)となった。1作目のストーリーの背景についてより理解を深めることができるのでこちらからプレイするのもいいだろう。ただしクリアまでに必要な時間が長いので注意。
スコア:74点(100点中)判定:佳作
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アドベンチャーとダンジョンRPGが融合したゲーム。今作の主人公はトレジャーハンター。アドベンチャー部分はもちろん、DRPG部分も独特ながら出来がよく、シリーズ最高傑作の呼び名が高い。re:chargeは追加要素の入った完全版。
スコア:84点(100点中)判定:良ゲー
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・東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚
アドベンチャーとダンジョンRPGの融合。主人公はとある機関のエージェントで強力な力を持った花札を集めるのが任務、というストーリー。
ダンジョン探索と戦闘は楽しいのだが、アドベンチャー部分はプロローグから1つも選択を間違えてはいけないという理不尽な仕様のため、1週目は必ずバッドエンド直行で最終話を見ることはできないと思ったほうがよい。2周目は必ず最終話にたどり着けるが、引き継ぎはほとんどなくほぼ全部やり直し。そのうえ告白イベントは廃止されてしまっている。
スコア:48点(100点中)判定:ダメゲー
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・魔都紅色幽撃隊
アドベンチャーとシミュレーションRPGの融合。
シミュレーション部分は相手の動きを予測しながら動くという独特なもので、あまり評判は良くなかったが慣れると悪くない。ただしストーリーの結末のつけかたに難があるのとレベル上げやお金貯めが面倒な点が不満。完全版としてDAYBREAK SPECIAL GIGSが発売されている。
スコア:66点(100点中)判定:佳作
魔都紅色幽撃隊 DAYBREAK SPECIAL GIGS - PS4
- 出版社/メーカー: アークシステムワークス
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あくまでも個人の感想なのであしからず。