プリンセスメーカー4【感想・レビュー】
娘育成シミュレーションゲームシリーズの4作目。まずPS2で発売され、その後は追加要素を加えつつWIN版、PSP版、DS版と発売された。キャラクターデザインはシスタープリンセスで有名な天広直人氏。今回プレイしたのはPSP版。
まずはプレイヤーと娘の名前&誕生日を設定してゲームスタート。
プレイヤーはかつての仲間である女性から子供を預かり、10歳から18歳までの8年間を一緒に過ごす。
娘に勉強や仕事などをさせ、パラメーターを成長させていく。
働かせるばかりではなくたまには休息も。バカンスに連れていってあげれば可愛い娘の一枚絵を見ることができるぞ。
娘がどのような人生を歩むか(どんなエンディングを迎えるか)はプレイヤー次第だ。
前作までと大きく違うのはレギュラーキャラクターとして友達の少女たちが登場し、それぞれに豊富なイベントが用意されているということ。
君、シスタープリンセスにも出てなかった?
RPGパートはなくなり、代わりに街におでかけができるようになった。街では色々なイベントが発生するが…
他キャラクターとの交流もいいが、もっと育成に関係のある要素が欲しかったところ。イベントを見るには攻略サイトを見ながら手順を踏んでいく必要があり、自由度がなくなったのもBAD。
ゲームバランスも偏っていてあまり褒められたものではない。ゲームとして簡略化されたためだろうか?今までに比べて単調で作業感が強くなった。
グラフィック上で娘の外見が服装と年齢による変化以外ほとんどなくなったのもマイナス要素。今作はどうも育成よりもキャラクターイベント重視っぽい印象だなぁ。
でもイベントの条件やタイミングなどが難しくて攻略サイト必須だし(イベント探すためにおでかけばっかりしてるとパラメーターが上がらないし)、なんだかアンバランスな感じ。
エンディングもあっさりというかしょぼいというか…友達キャラの存在&イベント以外は2や3に比べてパワーダウンした要素が多い気がする。
内容的にもバランス的にも育成ゲームとしては面白味に欠ける。娘の外見的変化のバリエーションが少なくなったのもマイナス。イベント探し、フラグ立ても攻略サイトなしでは難しく、面倒娘と他キャラクター間のイベントに興味がない人や育成重視のプリンセスメーカーがやりたい人には用のない作品だと思う。とりあえずキャラクターが可愛いアドベンチャーゲームなら何でも大好きという人にはウケるかもしれないが。
スコア:52点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。