金田一少年の事件簿 ~悲報島 新たなる惨劇~【感想・レビュー】
【PS・PC】
人気漫画&アニメ作品のゲーム化第1弾。プレイしたのはPS版だが、今作はWINDOWS版も発売されている。
今回の舞台は原作にも一度登場し、宝探しツアーの最中に殺人事件が起こった悲報島。
まだまだ財宝が隠されているから再びツアーを組んで儲けたるで!という会社の要請で事前調査のために前回の参加者である金田一やクリスらは再び悲報島へ。声優がアニメ版と違うのでキャラによってはかなり違和感がある。
剣持警部ってこんなに小顔だったっけ?
今作はなんと、3DのマップをダンジョンRPGのように移動して捜査していくシステム。しかし、歩くのがめっちゃ遅い。画面は揺れるし、上下はL1L2で視点を動かしてみる方式なので酔いやすい人は注意。
誰かがいる場所に行くとイベント発生。事件を解く手がかりになる情報が手に入ることもある。実は同じ場所で複数回イベントが発生することが多く、何度も同じ場所に出入りしないといけない。面倒だから1回で全部やってくれ!
どこに誰がいるかは分からないので毎日時間帯ごとに全ての場所を総当たりして何度も出入りしないといけない。これだけでも面倒なのに実は〇回以上その場所に入ると探偵評価が下がってしまうトラップイベントが用意されている場合がある(評価が下がるのが嫌な人はロードしてやり直し)。そんな意味不明な意地悪いらないよ!
屋敷の外は3Dマップではなく、目的地のアイコンを選択して移動するシステム。しかし、とある重要な場所になぜかアイコンが出ていない。ある時点までに気づかないと推理が途中で詰まってしまうので最初からやり直しになる。ちょっと意地悪すぎないか?
事件が起こった際には現場を調べる場面もあるが、やるべきことが全て終わってもなんのセリフもないため全ての手掛かりを見つけたのかどうかの判断がつかない。捜査が終わった際に「よし、剣持のおっさんに報告に行こう」みたいなことを言ってくれればよかったのだが。
めっちゃ重要な手がかりが表示された際にも何のセリフもなかったり、推理パートでは大筋に影響なさそうな細かい選択肢まで全て正解しないとゲームオーバーになってしまたりなど、難易度はかなり高い。
ゲームオーバーになるとみんなからかなりヒドイ言葉を投げかけられる。だったらお前らが推理しろ!!小さい子供が遊んだらトラウマになりそうだ。
手がかりを見つけていくと推理手帳に書き込まれていくのだが、なぜかこの推理手帳は自室の机まで戻らないと見ることができない。昔のパソコンのアドベンチャーゲームとかこんな感じだったような?でもこの時代のゲームでこれは…
話の大筋自体は面白いし、推理パートは自分で推理している感じがあって楽しいのでアイデア自体は良いのだろうが…少年誌に掲載していた作品だから小中高生がメインターゲットだと思うのだが、そんなこと知ったこっちゃねぇ!っと言わんばかりの不親切さと意地悪さでプレイしていてしんどい!
ちなみに私のクリア時の評価はこんな感じ。満点ではないが…二度とやらんぞ!?
自分で捜査、推理をしている感じはあるのでその辺りは他の推理アドベンチャーよりも面白い部分もあるが、いかんせんあまりにも面倒くさいし不親切すぎる。推理手帳はいつでも見られるようにしておくべきだったし、3Dのマップを移動する方式ならもっと移動速度を早くしないとやってられない。意味のない意地悪などもあって攻略本or攻略サイトなしだとストレスが溜まる内容だ。クリア不可ではないが小さい子供がプレイしたら泣くレベル。アイデアは良いのだが意味のない意地悪もあって遊びづらいゲームだ。
スコア:46点(100点中)判定:ダメゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。