19XX(カプコンアーケードスタジアム)【感想・レビュー】
【SWITCH・PS4・他】
カプコンの19○○シリーズ第5弾。今回もプレイしたのはカプコンアーケードスタジアムに収録されているもの。シリーズ内では例外的に年号が19XXとなっているのは世紀末に謎の勢力と戦争をしているという世界観のためだ。ちなみに今作はカプコンアーケードスタジアムが初移植となる。
1941では1P側(ライトニング)と2P側(モスキート)で機体が固定されていたが、今作ではその2機に震電を加えた3機から選択ができるようになった。それぞれ能力と得意とする武器に違いがある。
武器は4連射、スーパーシェル(貫通レーザー)3WAYの3種類なのだが、今作のパワーアップアイテムはこちらの動きに合わせてふらふらと移動するので慣れるまで取得しづらい。
各機が得意とする武器を続けて取得していくとさらにもう一段階パワーアップ。
ショットを溜めてから撃つことにより中型機&ボス級の敵に対して追尾ミサイルを発射できるようになった。ミサイルは1点を集中攻撃するのでボス戦における戦略性がアップしている。
今作ではボムもチャージすることができるようになり(最大3段階)、ボタンを押した時点で敵弾を消すフラッシュが発生し、ボム発射時にも敵弾を消してくれる。
もちろんシリーズ恒例の演出もバッチリ。ステージクリア時の成績が良いほど早く昇進してスコアもアップする。
前半は初心者にも遊びやすい内容だが、後半は一気に敵の弾幕が厚くなって難易度が上がるため注意。
ライフ制ではないのでボムをガンガン使っていかないとすぐやられる。しかしボムを多用すると一気に難易度が下がるうえに「弾幕→ボムで消す」のシーンが多すぎて段々と単調な内容に感じてしまう。
完成度はそれなりに高いにも関わらず、どこか物足りない感じがする。決して悪くはないのだが。
機体も3機に増えてなかなか遊べる内容だが、どの機体を選んでも弾幕→ボムで消すのワンパターンなプレイになりがちなので飽きやすい。ハイスコアを目指してやりこむ分にはいいかもしれないが、点数稼ぎに興味がない人はそんなに何度も遊ぶ理由はないかも。よく出来ているとは思うが、あと一歩パンチが効いていない印象。
スコア:69点(100点中)判定:佳作
(↑ニンテンドー商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。