オメガラビリンス【感想・レビュー】
【VITA】
現在では地球防衛軍シリーズ、過去にはシンプルシリーズで有名だったディースリー・パブリッシャーより発売されているローグライクRPGシリーズの第1弾。今のところ3作目までがリリースされている。
ストーリーをざっくり説明すると、胸が小さいことで悩んでいる女学生が学園敷地内の洞窟の奥にあると噂される「何でも願いを叶えてくれる聖杯」で胸を大きくしてもらうためにダンジョンに挑むというもの。まあ、ストーリーやらキャラの掛け合いなどはかなりベタで安っぽいので期待しないほうがいい。
それよりもタイトル画面からもわかるとおり、このゲームはω(おっぱい)がテーマになっているエッチなゲームなのだ!キャラクターが表示されている画面では会話中だろうがダンジョン攻略中だろうがキャラのおっぱいにタッチすることができるというけしからんシステム(PTA:パイタッチシステム)が搭載されている。
プレイアブルキャラクターは5人で、好きなキャラを主人公&パートナーにすることができる(ストーリー進行によって使用不可のキャラや単独攻略ダンジョンもある)。それぞれ能力値が違い、固有の必殺技やテーマソングなども用意されているぞ。
構造が入るたびに変化し、落ちているアイテムもランダムなダンジョンを探索しながら階段を降りていき(または登っていき)、目的の階まで達するのがゲームの基本的な進め方。
他のローグライク同様、こちらが1回行動すれば敵も1回行動する。通常攻撃だけでなく、必殺技、薬や杖や魔術書など様々なアイテムを駆使してダンジョンを攻略していこう。
ダンジョンの最奥までたどり着けば見つけたアイテムを持ち帰ることができるが、死亡時には装備品も含めてすべてのアイテムが失われてしまう…のだが今作の難易度は低く、死亡してもアイテムを持ち帰ることのできる薬やアイテムを持って帰還する本などもバンバン手に入るので初心者でもあまり心配はないだろう。
敵を倒すとωパワーが手に入る。これは買い物や鑑定、アイテムの合成などにも使用するほか、一定量を入手する度にキャラクターの胸が大きくなっていくという素晴らs…とんでもないシステムも搭載されている!
落ちているアイテムには未鑑定のものが含まれているのも他のローグライクと同じだが、今作ではアイテムの鑑定はなんと!胸に挟んで行うのだ!タッチスクリーンでωをもみもみしてアイテムの正体を明らかにしよう!(スキップ可能)
また、悶絶香というアイテムをダンジョンから持ち帰れば、能力アップや必殺技の習得を行うことができるのだが、これがお香で幻覚を見ているキャラクターをタッチしまくって興奮させるという非常にヤバイ内容なのだ!
こ、これはけしからんぞおおおおおお!!
他にもトラップにかかった際や救出イベントなどえちちな要素は盛りだくさん!
単なるお色気ゲームかと思いきや…開発元はトルネコの大冒険シリーズにも携わったマトリックスというところなのでローグライクとしての完成度は水準以上で普通に楽しく遊べる。
ただ、他のローグライクに比べて要素が少なくて飽きやすいのが難点。独自要素はあるものの、武器や防具に付いている特殊効果も種類が少ないし、壺などのアイテムもないので物足りない。
この手のゲームはクリアしてからが本番みたいなところもあるのだが、そこまでやりこもうと思うほどのモチベはなかった。
まあでも難易度が低くて遊びやすいでどちらかと言えばアリなほう。お色気要素には満足だし!
お色気ゲーながらゲーム部分もしっかりしていて普通に遊べる内容。VITAのタッチスクリーン機能を生かしたエッチ要素もなかなかのエロさ…ただしシレンやトルネコ、チョコボなどと比べるとローグライクとしては要素に乏しくちょっと飽きやすいかも。ストーリーやキャラ同士のやりとりもベタで薄っぺらいのでモチベーションが続かない。ローグライク初心者でちょっとエッチなゲームに興味がある人にはおススメだが、上級者は満足できる内容ではないだろう。でも気軽に遊ぶには全然悪くはない。
スコア:70点(100点中)判定:佳作
(↑アマゾン商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。