SUPER R-TYPE【感想・レビュー】
【SFC】
スーパーファミコンで出ている他のゲームに倣ってSUPERがついているが、1作目のパワーアップバージョンではなくアーケード2作目のR-TYPE IIの移植である。
難易度が選べるようだが、デフォルトがイージーになっているのでそのまま始めてみる。グラフィックは順当に進化している。
基本的なシステムは前作と同じだが、今回は波動砲(溜め撃ち)が2段階にパワーアップ。ボタンを押しっぱなしにしたあと、さらに溜めてからタイミングよくボタンを離すとド派手な波動砲が発射される。武器の種類も少し増えているようだ。
イージーでやっていると敵がほとんど攻撃してこないので途中でやめてノーマルでやり直した。イージーに比べて敵の攻撃が少し増えたかな?といった程度。難しいと聞いていたが結構簡単かも…と思っていたが、中盤から一気に難しくなってきた。
自機が大きいので当たり判定も大きく、敵も大きくて壁やら障害物やらも多いのでとにかく激突死が多い。死因の9割は壁に当たるか、壁のせいで敵や弾にあたるか…とにかく壁が原因。
スピードが速くなりすぎると微調整が難しく、壁にぶつかりやすいのだが今作ではスピードアップのアイテムがめっちゃ出てくる。壁で殺すために意図したものだとしたら意地が悪すぎる。
難しいゲームというのはクリアしたときに達成感があるものだが、このゲームの場合はあまり楽しさを感じないし方向性を間違えた難しさなので達成感よりもストレスと疲労のほうが大きい。
移植されるにあたって難易度が落とされたようだが、これでも結構難しい部類だと思う。アーケード版はどれだけムズイんだろうか…。
とにかく自機が大きくて壁が多いのが必要以上にこのゲームを難しくしているように感じた。グラフィックは進化しているが、SFCの時代では前作のような衝撃や感動はない。面白くないわけではないが、方向性の間違った高い難易度以外は普通のシューティングの域を出ないのではなかろうか。
スコア:59点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。