R-TYPE(PCE)【感想・レビュー】
【PCE】
87年にアイレムから発表され88年にハドソンからPCエンジンに移植された人気シューティングゲームシリーズ第1弾。最近ではクラウドファンディングで資金を集めたR-TYPE FINAL2が発売されて話題となった。容量の問題でPCE版は1-4面を収録したこちらと5-8面を収録したPART-2に分かれて発売された。
基本的なシステムはショット、チャージショット、アイテム取得による武器の変化やパワーアップなどオーソドックスな感じだが…
独自の要素としてフォースと呼ばれる子機を飛ばしたり、自機の後ろに付けて背面にショットを撃ったりなどが可能で通常のシューティングよりもゲーム性が高くなっている。
当時は美しいグラフィックと独特の(キモい)世界観に圧倒されたものだ。音楽も素晴らしい。
ステージの構成も上下の壁から敵が出てくるステージや巨大戦艦との戦闘など様々なパターンのステージがあって飽きさせない作りだ。
当時からすでに安全地帯やボスの倒し方などの攻略法が確立されていたが、それらを知らなくてもクリアすることが可能な良バランス。
最近の弾幕シューティングに比べると静止画では簡単なように見えるが、攻略法を知っていても油断したらやられる難易度だ。
移植するにあたってアイレムからソースコードが提供されなかったため人力での再現移植となったらしい。そんなハドソンもアイレムのゲーム部門も今はなくなってしまった…私が大金持ちなら部門ごと買い取ったのだが!
クリアすると最後にはパスワードが出現する。このパスワードをPART-2で入力するとパワーアップした状態で残機を引き継いでプレイできるぞ。
内容、グラフィック、音楽、バランス、世界観のどれをとっても素晴らしいの一言しかない。こんなゲームを製作したアイレムも凄い!ソースコードなしで移植したハドソンも凄い!初心者から上級者まで楽しめ、何度遊んでも面白い今作は間違いなく名作と言えるだろう。現在だとリメイク版のR-TYPE Dimensionが遊びやすいかな?アーケードの移植だけども。
スコア:90点(100点中)判定:名作
(↑アマゾン商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。