へっぽこうるたろーのゲームスコア

ゲームの感想置き場です。3月より毎週土曜日0時更新となります。

仁王2【感想・レビュー】

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【PS4・PC】

無双シリーズでお馴染みのコーエーテクモによるソウルライク・死にゲー第二弾。

 

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時系列としては前作より少し前の時代から始まる。霊石の力で成り上がろうとする藤吉郎(秀吉)の相棒として戦国時代を駆け抜けながら、自身の出自や課せられた使命を知っていくというストーリー。

 

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キャラクターメイキングはなかなか優秀。ゲーム内の自宅で性別や外見の変更はいつでも可能だ。

 

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オープンワールドではなくステージを選択して攻略していく方式。メインミッション以外にもサブミッションも豊富だ。

 

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死亡した場合は経験値に相当するものを失い、その場所まで拾いにいかなければならず、拾うまでに再度死亡した場合は永久に失われるというのは他の死にゲーと同じ。

 

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アクション面は結構良い感じ。攻撃の後にタイミング良くボタンを押すとスタミナが回復するなどのシステムも健在。

 

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他のソウルライクに比べて覚えることが多いので、慣れるまではゴチャゴチャしてて遊びにくい印象を受けるかも。残心やら組み討ちやらと他のゲームには登場しない用語も多い。

 

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ゲームバランスはちょっと極端な面があり、文字通り「あっ」っと言う間に死んでしまうことも多い。今作は難易度がイージーになったという意見もあるようだが、よほど上手いゲーマーでなければそれなりに死ぬと思うので安心(?)して欲しい。

 

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オンラインに繋いでいれば他のプレイヤーの分身を呼びだして一緒に戦ってもらうことが可能。他にも死んだ他のプレイヤーのキャラと戦う血闘塚や勢力戦などがオンライン要素として用意されている。

 

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武器は9種類あり、それぞれに独自のモーションやスキルツリーが用意されている。敵や宝箱から武器や防具がガンガン出てくる。装備品のレア度や付与されている効果はランダムという、ハクスラでよくあるシステム。

 

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レベル上げや装備の強化をきちんとしないとクリアするのは難しいバランス。装備が貧弱でも己の技量で…というわけにはいかず、場合によってはそれなりに作業プレイが必要になる。

 

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武器以外にも陰陽術や忍術のスキルを使いこなしていくことも重要だ。武器や術を使い込んでいくことによってスキルポイントを入手するシステム。ただ、スキルを覚える画面のインターフェースは非常に見づらく、改悪と言って間違いない。

 

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仁王2で追加された要素で最も目立つのはやはり「妖怪化」だろう。主人公は人間と妖怪のハーフという設定で、妖怪の力を使った攻撃や変身などの能力を所持している。

 

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前作「仁王」に変更・追加を加えた、ナンバリングとしては王道の続編だと言える。しかし、今作は他の死にゲーに比べてストレスが多いというか、途中でやめたくなることが多いように感じた。

 

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ゲームとして面白くないとか完成度が低いというのではない。遊んでいてしんどくなるのだ。悪い点が多すぎて、それらを書いていくだけで記事が1つ書けそうなため、いくつか例を挙げるだけに留めておこう。

 

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マップが複雑すぎる。枝分かれしている道が多すぎてストレスになる。また、敵の配置がいやらしすぎる。アイテムを取ろうとしたら罠、敵を攻撃しようとしたら罠というような初見殺しや、遠距離から狙撃される配置も多すぎてうんざりする。

 

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敵の掴み攻撃が優秀すぎる。ほとんどの掴み攻撃が発生が早くて高火力、スーパーアーマー付き(攻撃を喰らっても全くひるまない)、当たり判定も広範囲なので敵の近くにいるとほぼ確定でダメージを喰らってしまう場合も多い。

 

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ボタンを押しているのにアイテムや術を使ってくれないことが多い。何度もボタンを押さないといけないシーンが多くてイライラする。こちらの攻撃がどうみても当たっているのに、当たっていない判定になる場合が多々あるなどの調整不足が目立つ。

 

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死にゲーというのはもともとストレスの多い類のゲームだが、この作品は欠点が多すぎる。残念ながらたくさんある良い点を相殺してしまっている。もっともっと調整が必要だろう。

 

前作のシステムに若干の変更や追加を加えた正統派の続編と言った感じの作品。全体を見ると完成度は高く、面白いのは間違いないが… ストレスになる点が多すぎてしんどくなり、飽きやすいため点数を抑えて佳作という評価にしておいた。死にゲー初心者の人は他のゲームの方が無難だろう。それでも70点代なのでこのジャンルが好きな人は結構楽しめるはず。今後のアップデートで調整がうまく入れば十分良作になり得るだろう。ただし現状では前作のほうが面白くて夢中になれる可能性が高い。

スコア:70点(100点中)判定:佳作

仁王2

仁王2

  • 発売日: 2020/03/12
  • メディア: Video Game
 

(↑アマゾン商品ページ)

   

あくまでも個人の感想なのであしからず。

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