GreedFall【感想・レビュー】
【PC・PS4】
2019年9月にPCで発売された海外産アクションRPG。今回プレイしたのは日本語にローカライズされたPS4版。
主人公の名前は変更できないが性別は男女選択可能。プリセットから顔とパーツを選ぶだけなので外見のクリエイションの幅は狭い。
世界観はちょっと面白い。大航海時代のヨーロッパをベースとしているが、この世界では魔法やモンスターが存在している。
グラフィックはよく見るとあまり綺麗ではない。マイナーなゲームなのでしょうがないだろう。遊ぶのには全く問題ないとは思うが、こだわる人はやめておいたほうがいいかも。
翻訳の質ははっきり言って低い。機械翻訳よりはマシなレベルだが、文章によっては理解できないし、言葉遣いや三人称がいきなり変わったりなどもあり、作品の雰囲気やストーリーを台無しにしている。
不自然な文章やセリフがかなり見られるし、クエストで必要なアイテムの名前の訳が間違っているなど、プレイに支障があるレベル。お金ケチったなって感じ。
モーションは洋ゲーって感じ。出来が良いとはいえないが、他の海外のマイナーアクションRPGに比べるとマシなほう。ただし、操作性は今一つで慣れるまで大変。
ゲームバランスは微妙…っていうか銃が強すぎる気がする。敵に撃たれると普通に最大HPの半分くらい持っていかれたりするし、モーションは意外と早いので避けられない。他の敵が間にいてもこちらだけに当たるし。
味方が優秀だし、相手によっては攻撃連打でハメ殺しもできるが、敵の攻撃力は高いので(特に銃)運が悪いと主人公があっさり死ぬこともある。怯んでくれる敵はかなり弱いが、怯まない敵は強すぎる気もするのでもうちょっと調整してほしかったところ。
カメラワークは良くない。戦闘中に全体を見渡すことができないし、壁際に行くと何が起こっているのかわからなくなる。死角から銃を撃たれて大ダメージを食らうことも多々ある。3D酔いにもなりやすいので注意。
意外と自由度は低い。クエストはスキルがあれば煩わしい手間や出費を抑えられるが、ほとんどの場合で同じところにたどり着くだけで、プレイヤーが選択や介入して結末が変化するといった場面は少ない。
問題の解決方法が複数ある場合でもジャーナルには1つの方法しか表示されていなかったり(しかもスキルがなければ不可能な方法だったりする)、不親切で分かりづらいことが多い。アイテムの名称がクエストで必要なものと普通のものが同じで区別がつかないことも。
アイテムを入手したり商人から買い物をする際に×ボタンを押しっぱなしにしておかなければならなかったり、会話の最中にメニューを開いてもキャラは喋り続けるうえに字幕が消えたりなど、細かい部分にも不満点は多い。
全体的に慣れるまで遊びづらい。世界観は悪くないが、質の低い翻訳がストーリーも含めて台無しにしてくれている。このクオリティでフルプライスは高いだろう。
※日本語訳はアップデートで多少改善されたが、まだまだおかしいところがいっぱいだ!!
世界観は良いと思うが、翻訳の質が低いのもありストーリーにワクワクしない。操作性やカメラワークが悪く戦闘もイマイチ楽しめない。自由度もあまりないので洋ゲーRPGの悪いところばかりが目立ってしまっている。全く面白くないわけではないが、正直、期待外れな作品だ。日本語訳のクオリティが低すぎる、というかプレイに支障が出ているレベルなので大幅マイナスでダメゲーの評価とした。それがなくても無理に遊ぶゲームではないと思う。
スコア:42点(100点中)判定:ダメゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。