山村美紗サスペンス 京都花の密室殺人事件【感想・レビュー】
テレビゲームにおける山村美紗サスペンスシリーズ第二弾。
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今回も主人公の名前は自由に入力することが可能。「やまむら もみじ」という名前で始めることにする。深い意味はないぞ?
前回の事件の後、キャサリンと主人公(もみじ)は友達付き合いをしていたらしい。
生け花の個展会場で友人のあいこを紹介されるも…
当然のようにあいこは死亡!!
そして例によって主人公が事件の捜査をすることに。
そして例によってやる気のないキャサリン…お前の友人が死んだんやで?
前作同様、ゲーム自体はシンプルなコマンド選択式アドベンチャー。
まあ要するに総当たりゲーなわけだが…
今作では必要のないコマンドやアイコンは極力表示されないようになっており、かなり遊びやすくなった。
その日の捜査の進展状況も自宅の時計で確認できるという親切設計。
驚いたのが今回はいくつかのシーンで調べるコマンドを使うと…
なんと画面がスクロールする!システム面は前作に比べて大幅にパワーアップ!
しかしトリックを解いたり死体を調べたりという推理ゲームにおける醍醐味といえるシーンがかなり少なく、物足りなさを感じる。
さらに犯人を追い詰めるシーンどころか逮捕する場面さえないのでサスペンス最大の見せ場がないという…
相変わらず音楽だけは良いが…シナリオは微妙(犯人はバレバレ)だし遊びやすくても内容がちょっと…
前作に比べてシステム面が進化して遊びやすさが格段にアップしている。しかし推理ゲームとしての面白みには欠けるため物足りなさを感じる作品。それなりには楽しめるが、アドベンチャーゲームにとっては非常に重要な要素であるシナリオが微妙なので無理に入手してまで遊ぶほどのゲームではないかもしれない。
スコア:57点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。