へっぽこうるたろーのゲームスコア

ゲームの感想置き場です。3月より毎週土曜日0時更新となります。

ファイヤー・ファイティング【感想・レビュー】

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SFC

94年にジャレコより発売された消防アクションゲーム。今回はニンテンドースイッチオンラインで配信されているものをプレイした。

 

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ミッションは全部で8つ+隠しミッションが1つ。

 

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ミッションの準備画面では持ち込むアイテムの選択と、マップの確認、消防車の配置などができる。

 

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ステージのマップはここでしか見ることができないため、しっかり覚えておきたい。

 

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炎を放水で消しながらマップを探索していく。一度に使える水の量には制限があるが、放水をやめれば自動で補充される。

 

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青い炎と緑の炎は通常の放水では消すことが出きないので、専用の消火アイテムが必要。これは自動では補充されないので注意。

 

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他にも斧やロープ、酸素マスクなどのアイテムと、ジャンプやキック、ダッシュなどのアクションを必要に応じて使用しながら進んでいく。

 

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回数に制限はあるが、消防車からの放水を要請することも可能だ。

 

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逃げ遅れた人を発見したら近づくと救助することが出来るぞ。中にはヒントをくれる人も。 

 

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炎は時間とともに広がっていき、何度も火に巻かれると要救助者は死んでしまうので急ぐ必要があるが、制限時間は結構厳しいので慣れるまでは難しく感じるかも。

 

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定められた人数以上を救出して脱出すれば、ステージクリアとなる。ストーリーも一応用意されているが、そんなに期待はしないほうがいい。

 

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十字キーを2度素早く押すとダッシュ移動が可能なのだが、意図しないタイミングでダッシュが暴発してしまうことが多いと感じた。また、見えない位置にある炎や部屋に入った瞬間に炎がありダメージを受けるのはストレス。

 

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マップ上にはアイテムが落ちており、持ち帰るとポイントが加算される。しかし、なぜかアイテムは視認できないうえにレーダーにも映らず、走っていると発見できないという謎仕様は失敗だと思う。

 

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アイテムを持ち過ぎると走れなくなり、さらに所持すると動きが遅くなってしまう。ただし、アイテムは捨てることも可能だ。

 

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また、仲間と接触するとアイテムを補充したり受け取ったりすることができる。その時点のタイミングで機動性かアイテムか、どちらを取るかという判断も重要になる。

 

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進め方によっては突然イベントが起こり、それに対処しなければならない場合もあるため、ステージの構造や必要なアイテムなどをしっかり把握しておかないとクリアは難しい。

 

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何度もコンティニューして覚えながら攻略していくゲームと思ったほうがいいかもしれない。

 

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ほとんど使用する機会、必要性がないアイテムが実は多いのが残念。まあ、ステージの制限時間が短いのを考えるとしょうがないのかも。

 

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ちなみにセーブ機能はなく、パスワードは章ごとの再開なので、そういう意味でもレトロフリークかニンテンドースイッチオンラインでのプレイを推奨する。

 

落ちているアイテムが見えない、ダッシュが暴発しやすい、見えない場所にある炎によるダメージなどがストレスになるのがマイナス点だが、コンセプトは面白い。巻き戻し機能があれば比較的快適に遊べるので、慣れれば楽しいゲームである。逆に実機で普通にプレイするのは結構しんどいと思うので点数を抑えた。

スコア:61点(100点中)判定:凡ゲー

ファイヤー・ファイティング

ファイヤー・ファイティング

  • 発売日: 1994/11/11
  • メディア: Video Game
 

(↑アマゾン商品ページ)

   

あくまでも個人の感想なのであしからず。

真怨霊戦記【感想・レビュー】

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【PCE】

PCエンジンのプレミアゲームの一つ。1989年にPC98用ソフトとして発売された「怨霊戦記」の移植…というよりはパワーアップ版といった内容のゲーム。ちなみにWindows版はゲーム性がかなり異なるので注意。Vectorで続編となる「怨霊戦記外伝 庭川村伝説」の前編が無料公開されているが、どうやら後編は開発中止となっているっぽい。

 

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公園で突然化け物に襲われてしまった主人公であるプログラマーの北原。

 

f:id:teru_gamer:20210914193635j:plain病院で目を覚ますが、警察なんか信用できねぇ!っと自分で捜査を開始する。

 

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基本的なシステムはマップ上を移動して見る、聞くなどのコマンドを選択して捜査していく昔ながらの探偵ゲームだ。

 

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街に怨霊が出現させている生霊(厳密に言うと誤用かと思うが)を探し出すのが捜査の目的。

 

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こいつは違う意味でめちゃくちゃ怪しい!

 

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普通の探偵ゲームと違うところはやはり化け物や幽霊たちとの遭遇があるという点だろう。

 

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初めは逃げることしかできないが、ゲーム後半には主人公も呪文で怨霊を倒すことができるようになるぞ。

 

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しかし場合によってはゲームオーバーになることもあるので注意。

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ゲーム序盤はどこに行けばいいかヒントの通りに進めば基本的に大丈夫なのでこの当時のゲームにしては非常に親切だなぁと思っていたのだが…段々と指示された場所に行ってもイベントが発生せず先に他のところでイベントを見ないといけないことが増え、最終的にはヒントはなくなってしまう。

 

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よって結局はよくある総当たりゲームである。不要なコマンドが表示されていないので他のゲームよりは楽ではあるが。

 

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ただ、街の移動の際に1ブロックずつしか移動できないのが地味に苦痛。例えば上田町から幸神町に行くときは上田町→坂下町→倉本町→寺田町→金石町→幸神町と移動しなければならない。演出の一部だとは思うのだが…正直面倒。

 

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ストーリーは良くも悪くもB級って感じだ。個人的には楽しめたが、好き嫌いは分かれそうだ。

 

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このゲーム、実は誤字脱字がめちゃくちゃ多い。ほとんど毎回の会話の中でどこかしら間違っているといっても過言ではないかもしれない。

 

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そしてなんとフルボイスなのだが、文章とボイスの内容が結構違う。しかも喋るたびに音楽が途切れて最初からになってしまうのだ。細かい点だが、人によってはかなり気になるかも。

 

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この作品にしかない魅力というのはあるし、オカルト好きなら大好物だと思う。でも客観的にみるとゲームとしては普通かな。

 

誤字脱字が多いとはいえ、独特の魅力がある作品なので好きな人はめっちゃ好きそうな内容。選べるコマンドが少ないのと必要ないコマンドはなるべく表示されないようになっているので遊びやすいほうだが、やはり街の移動で1ブロックずつしか進めないのは演出だとしてもしんどいし、結局は総当たりゲームなので面倒くさい部分は多い。オカルト系が好きな人は世界観を楽しめると思うが、それ以外の人には特におすすめはしない。

スコア:55点(100点中)判定:凡ゲー

(↑アマゾン商品ページ)

   

あくまでも個人の感想なのであしからず。

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GUN-DEC【感想・レビュー】

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【FC】

ファミコンのカセットは現在だと数万円にまで高騰してしまっている超プレミアゲームだが、ニンテンドースイッチオンラインに加入していれば無料で遊ぶことができる。

 

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ファミコンのゲームの中ではビジュアルシーンはかなりしっかりしているほう。

 

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ハードボイルドな王道ストーリーが展開していく。

 

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剣、銃、手榴弾の3種類の武器を切り替えることが出来るのが今作の特徴。銃と手榴弾は敵が落とすアイテムを拾うと残弾が補充されていく。

 

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横スクロールアクションの他にも、カーアクションや…

 

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ガンシューティングなどのステージも用意されているのはなかなか面白い。

 

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プレイした感覚は忍者龍剣伝に似ている、というかパクリと言われているのは有名な話。

 

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忍者龍剣伝同様、突然敵が飛び出してきてダメージ〜死亡となる初見殺しもあるが、本家に比べると難易度的にはかなりマイルド。

 

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それでも、なるべくなら巻き戻しや途中セーブができる環境でプレイしたい内容ではある。

 

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反対に、ボス戦は良く出来ている。何も考えずに戦うとボコボコにされてしまうが、ボスの動きを見極めて戦うとあまりダメージを受けずに倒すことも可能。

 

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これはボスの動きを覚えて練習してもどうにもならない忍者龍剣伝とは大きく違う点だ。ただし、死亡してコンティニューすると銃や手榴弾の残弾はなくなってしまうため、ボス前などで途中セーブができる環境が推奨される。

 

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反射神経やテクニックではどうしようもない初見殺しもある程度あるため、良作とまでは言えないが、ファミコンのアクションゲームの中では上位に入るだろう。

 

アクションゲームとしては普通に楽しい部類。特にボス戦はよく出来ている。敵の配置や出現のタイミングを知らないと必然的にダメージ~死亡となる場面もあるが、本家(忍者龍剣伝)よりもゲームバランスが良く遊び易い。途中セーブや巻き戻しが使える環境で遊ぶならかなりオススメできる作品。

スコア:74点(100点中)判定:佳作

GUN-DEC

GUN-DEC

  • 発売日: 1991/04/26
  • メディア: Video Game
 

(↑アマゾン商品ページ)

   

あくまでも個人の感想なのであしからず。

Commandos2 HD Remaster【感想・レビュー】

 

Commandos 2 - HD Remaster - Switch

【SWITCH】

かつて世界中のPCゲーマーを熱狂させた名作のHDリマスター。その人気は現在でもコマンドスライクと呼ばれるジャンルのゲームが制作されて好評を博しているほどだ(例:Shadow Tactics、Desperados3など)。STEAMでも販売されているが、今回プレイしたのはスイッチのパッケージ版。

 

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変装が可能なスパイ、動きが早くピッキングが得意なシーフ、狙撃で静かに敵を倒すスナイパー、爆発物を扱う工兵など能力や特技の異なる隊員たちを切り替えながら操作して与えられた目標を達成していくというゲーム内容。

 

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変装したスパイで兵士の気を引いておき後ろから他のキャラがノックアウトして縛り上げたり、睡眠薬入りワインで一人を眠らせておいてもう一人の見張りを投げナイフで静かに倒すなど、連携&ステルス行動が攻略のキモだ。

 

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第二次世界大戦が舞台のゲームで洋ゲーだとヨーロッパ戦線のみのものが多いが、このゲームではステージの半分くらいはアジアでのミッションで、中には日本の空母である信濃に乗り込むといった任務もある。

 

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分厚いマニュアルを熟読&参照しながらプレイするのが当たり前の時代のPCゲームのため、ゲーム内ではルールや仕様に関する説明が圧倒的に不足していてかなり不親切。しかしスイッチ版ではパッケージ版でもマニュアルは付属してないため、かなり困ることが多い。

 

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例えば女スパイが最初に着ていた服だとその建物内&隣の建物では怪しまれないが、持っている服に着替えると撃たれる。しかし外と他の建物では最初の服では撃たれて着替えると撃たれない…そのあたりの理由がなぜなのかルールの説明が全くないので自分で手探りで把握していくしかない。

 

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ミッションの達成条件も分かりづらい場合があり、「全員が同じ部屋にいる状態で通信機を使わないといけない」などといった場合もミッション目標には「通信機を使う」としか書いていないので、なぜ通信機が反応しないのか、バグなのか、何か条件があるのかなどが分からなかった(海外のフォーラムでも質問している人や同じ状況で困っている人が何人もいた)。

 

f:id:teru_gamer:20220124164413j:plainそれでも慣れてくると自分なりにゲームのルールを把握して攻略法を見つけられるようになるので(それまではかなり難しいが)説明不足なのは自力である程度なんとかなるのだが、それよりももっと大きな問題なのがバグの多さだ。

 

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扉や窓をのぞき込んだら身動きがとれなくなる、武器を構えるとキャラがツルーっと滑っていき敵に見つかる、武器を構えても照準が敵に合わずに一方的に殺される、落ちている無限バグアイテムを拾ってしまうと所持品内の同じアイテムが使用不可になる、気球に乗ると二度と降りられなくなるなど、数えだすときりがないほどのバグがてんこ盛り。

 

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戦車を強奪することが可能なミッションもあるが、開発者がボタンの設定ミスを放置しているため運転はできても機銃や砲を使うことができない。これではただの車である。ここまでバグが多いと怒りを通り越して馬鹿馬鹿しくなってくる。

 

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一番腹立たしいのはエラーが発生してゲームが終了する現象が頻発して何度もやり直しになってしまうということ。セーブしようとしてエラー落ちすることもあるため非常にたちが悪い(エラー画面は撮影できなかったので適当な画像です)。

 

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慣れてくるとそこまで難しいわけでもなく、確かにゲームとしての楽しさも感じるし、なんとかクリアはできるのだが、いくらなんでもこのバグの多さはひどすぎる。

 

シンプルながらゲームとして面白いのは間違いなく、かつて世界中のPCゲーマーが熱中したのも頷けるが、あまりにもバグが多すぎる。説明書がないにもかかわらずゲーム内での説明が不足している点が多いのも問題。バグがあらかた修正される&チュートリアルが追加されて説明不足を補うことができれば間違いなく良作になるが、望み薄だろう。洋ゲーローカライズ版ではよくあることがだが、日本語版のバージョンは海外よりも遅れたままだし。

スコア:49点(100点中)判定:ダメゲー

(↑アマゾン商品ページ)

   

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raf WORLD【感想・レビュー】

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【FC】

1990年にサンソフトサン電子)から発売されたファミコン用ソフト。とりあえず、タイトル画面の音楽がめっちゃかっこいい。

 

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基本アクションはジャンプと射撃、十字キー下ボタンで伏せることもできる。

 

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ロックマンのように手に入れた武器を切り替えて使用することができるのが本作の特徴。

 

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ただし、通常ショット以外は使用するとエネルギーが減っていく。武器はステージ毎に1つずつ手にはいるぞ。

 

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ステージにしてもボスにしても、敵の出現位置や攻撃パターンをしっかり覚えないとクリアするのは難しい。

 

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当時のアクションゲームだと珍しくはないが、知らないとほぼ100%でダメージを受けてしまう、いわゆる初見殺しも結構ある。

 

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忍者龍剣伝にくらべるとかなりマシではあるが、反射神経やテクニックというよりはやはり覚えて攻略するゲームであることは確かだ。

 

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まあ、覚えててもどうしてもダメージを食らわないと進めない箇所もあるんだけどね…

 

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それでもパターンを覚えればちゃんと攻略できるので出来は良い方だと思うし、ゲームとしての面白さはきちんとある。

 

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死んでもチェックポイントやボス戦からのスタートとなるのは良い点だが、コンティニュー回数は限られている。

 

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コンティニュー回数を無限にするか、体力回復アイテムの出現率がもっと高ければよかったかも?

 

初見殺しがそこそこある覚えゲーのため、快適に遊ぶにはやはり巻き戻しや途中セーブが必要かとは思うが、当時のゲームの中では出来が良い方だと思われる。ニンテンドースイッチオンラインに加入しているなら遊んで損はない作品の1つだ。特に音楽がいいゾ。

スコア:69点(100点中)判定:佳作

raf (ラフワールド)

raf (ラフワールド)

  • 発売日: 1990/08/10
  • メディア: Video Game
 

(↑アマゾン商品ページ)

   

あくまでも個人の感想なのであしからず。