山村美紗サスペンス 京都財テク殺人事件【感想・レビュー】
テレビゲームにおける山村美紗サスペンスシリーズ第三弾。残念ながら(?)今回はキャサリンは登場しない。
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主人公となつこは学生時代の友人であるゆみこと数年ぶりに会う約束をしているが、ゆみこが待ち合わせ場所にやってこない。
なつこによると、ゆみこは何か悩んでいることがあるらしい…これは死んでるパターンだな…
やっぱりな!!
例によって死体の周りを物色する主人公たち…
そしてお馴染みの狩矢警部登場!!
ここで主人公の名前を入力する画面に。今回も「やまむら もみじ」でいこう。
被害者の知り合いが犯行現場で死体の周りを物色していたのに取り調べもなく解放!?
今作ではアイコン選択ではなくコマンド選択式に変更されている。
なんだろう…グラフィック的にはしょぼくなってる気がする。調べる際に画面がスクロールする場面もなくなってしまっている。
こういうゲームは最終的にはほとんど総当たりゲーになるとはいえ、今作は同じことを何度も聞いたり同じところに何度も戻ったりする必要があるので作業感が半端ない。
トリックを解く場面も1回しかないし…
犯人と直接対峙するシーンもなく終わってしまう。
残念だが遊んでいて面白さを感じる作品ではない。
ゲームとしては前作よりパワーダウンしている印象を受けた。証券会社と警察と2~3件の家を往復しているだけで終わってしまうので京都にいる感が全くない作品。途中で詰まる可能性は少ないが、ゲームの構成がうまくないのか作業感が強く感じられるということもあり、あまりオススメできない。
スコア:44点(100点中)判定:ダメゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。
山村美紗サスペンス 京都花の密室殺人事件【感想・レビュー】
テレビゲームにおける山村美紗サスペンスシリーズ第二弾。
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今回も主人公の名前は自由に入力することが可能。「やまむら もみじ」という名前で始めることにする。深い意味はないぞ?
前回の事件の後、キャサリンと主人公(もみじ)は友達付き合いをしていたらしい。
生け花の個展会場で友人のあいこを紹介されるも…
当然のようにあいこは死亡!!
そして例によって主人公が事件の捜査をすることに。
そして例によってやる気のないキャサリン…お前の友人が死んだんやで?
前作同様、ゲーム自体はシンプルなコマンド選択式アドベンチャー。
まあ要するに総当たりゲーなわけだが…
今作では必要のないコマンドやアイコンは極力表示されないようになっており、かなり遊びやすくなった。
その日の捜査の進展状況も自宅の時計で確認できるという親切設計。
驚いたのが今回はいくつかのシーンで調べるコマンドを使うと…
なんと画面がスクロールする!システム面は前作に比べて大幅にパワーアップ!
しかしトリックを解いたり死体を調べたりという推理ゲームにおける醍醐味といえるシーンがかなり少なく、物足りなさを感じる。
さらに犯人を追い詰めるシーンどころか逮捕する場面さえないのでサスペンス最大の見せ場がないという…
相変わらず音楽だけは良いが…シナリオは微妙(犯人はバレバレ)だし遊びやすくても内容がちょっと…
前作に比べてシステム面が進化して遊びやすさが格段にアップしている。しかし推理ゲームとしての面白みには欠けるため物足りなさを感じる作品。それなりには楽しめるが、アドベンチャーゲームにとっては非常に重要な要素であるシナリオが微妙なので無理に入手してまで遊ぶほどのゲームではないかもしれない。
スコア:57点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。
1月購入ゲーム報告
今月購入したゲーム
【PS】
バーガーバーガー2
【PS2】
グラディウスⅢ&Ⅳ 復活の神話
SEGA AGES ファンタシースター コンプリートコレクション
【PS4】
サマーレッスン:ひかり・アリソン・ちさと 3 in 1 基本ゲームパック
【PSP】
らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 Portable
【VITA】
クリミナルガールズ Invitation
【SFC】
ウィザードリィ外伝IV
マイトアンドマジック Book2
【N64】
【Wii】
【GB】
ウィザードリィ外伝II 古代皇帝の呪い
ウィザードリィ エンパイア
ウィザードリィ エンパイア 復活の杖
【MCD】
天下布武-英雄たちの咆哮-
【PC】
大航海時代III Costa Del Sol
Niche
Magicat
Evergarden
【その他】
※まだ届いていないものは画像に写っていません
ソフトが25本+スーファミミニで今月も結構な数のゲームを積んでしまうという結果になりました。バーガーバーガー2はポリメガ発売までに確保しておきたかった。サマーレッスンとスーファミミニも知らぬまに高騰しそうな気がしたので買っておきました。他機種に移植されず再販も長らくされていないためプレミア状態の大航海時代Ⅲの完品が3000円で売ってたので購入。ウィザードリィ関係もじわじわと相場が上昇しているので来年~再来年辺りには手が出せない値段になる可能性があったし…ファンタシースターコレクションはなんと2000円でした!今月は確保すべきものが多すぎたということで…しょうがないですよ。
ゲームの他にも今月は高価なものを購入したためクレジットカードの請求が本気で怖い…そのため来月はゲームを買わないことをここに宣言します!今回は割と本気です!
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
山村美紗サスペンス 京都龍の寺殺人事件【感想・レビュー】
テレビゲームにおける山村美紗サスペンスシリーズ第一弾。発売は1987年12月。山村美紗も当時は結構ファミコンで遊んでいたらしいというのを聞いたことがあるような気がする。
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主人公の名前は自由に入力することが可能。深い理由はないが「もみじ」という名前で始めることにする。
主人公は有名ゲームデザイナーという設定で、なぜか寺で行われるゲームイベント&サイン会のために龍安寺にやってきた。
イベントの後、寺をぶらぶらしていると…
なんと死体を発見してしまった!
そして金髪の外国人が唐突に登場!この人物は小説やテレビドラマのキャサリンシリーズの主人公、キャサリン・ターナーだ。
さてこのゲームでは画面中央のアイコンから行動を選択するシステム。キャサリンが「手に何か持ってるから調べてみて?」というので…調べるのは目のアイコンで、この辺りを…
おっと、操作に慣れていないので間違えてしまった!
手を調べると何やら花びらを握っているようだ。触ると警察がうるさいので写真を取っておけば?ということでパチリ。
そうしていると警察が登場。この刑事も小説やドラマに登場するお馴染みの人物で、彼が主人公のシリーズもあるらしい。
キャサリンは元アメリカ副大統領の娘で様々な事件を解決してきたスゴイ人らしいぞ。
とりあえず事情聴取が終わってようやく解放されたもみじ。
そういえばあの花びらってなんだったのだろうか…写真を見てみると花びらには何やら文字が書いてあるようだ…こいつはアナグラムだな?
さてここからは自分の足であちこち移動して聞き込みや調査をしていく。
ゲームとしてはひたすら総当たりで聞き込みをしたり、しらみつぶしにマップを調べる類の推理アドベンチャー。そういった系統のゲームの中でもこの作品は情報や手掛かりを見つけるのが難しく、かなり詰まりやすいように感じた。
昔の作品なのでしょうがないとはいえ、話ひとつ聞くにしても毎回【何をする→誰に聞く→何について→アリバイについて】といった感じでかなり手間がかかるので面倒なゲームだと言わざるをえない。
ちょっと無理のあるアナグラムのトリックのために同じような人名が多くて覚えづらく、間違えやすいのも難点
ゲーム序盤では主人公が自分で事件の犯人を捜す動機がない、キャサリンは喫茶店に入り浸りで主人公に偉そうに命令するだけでほとんど何もしないなど、盛り上がりに欠ける設定でプレイヤーを引き込む力がない。
謎解きの中には特定の行動をゲーム内で行わなければならないものもあるが、攻略サイトなしでは8割以上の人が詰まりそうな場面も…ゲームとしてはもう少し明確なヒントがなければダメだろう。
そもそも脚本が微妙…犯人がバレバレなうえに突っ込みどころが多すぎる。嘘をついている人物に証拠を突きつける、というような推理ゲームにあるべきものもなかった。山村美紗が原作ということであえて2時間ドラマ的な演出にしたのだろうか?
限られた技術やノウハウの中で面白いものを創り出そうとしているのは評価できるが…残念ながらゲームとしては楽しいと言えるレベルに達していない。ただし音楽だけは唯一高い評価をしてもいいと思った。
不親切で煩わしい面が多い。まあ古いゲームなので…といっても同じ年、しかも半年以上前に発売された「さんまの名探偵」と比べてもかなり遊びづらいし内容も見劣りする。バグやフラグの設定ミスも多く、最悪の場合はゲームが進行不可になることもある。テレビゲーム黎明期の作品ということでゲームシステムに関しては目をつむったとしてもシナリオや設定がダメなのでオススメできない。雰囲気や音楽はいいのだが…
スコア:36点(100点中)判定:ダメゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。
ダライアスプラス【感想・レビュー】
【PCエンジン】
まずアーケード版ダライアスがPCエンジンCD-ROM2へスーパーダライアスとして移植され、そのスーパーダライアスをPCエンジンHuカードへ移植したのがこのダライアスプラス。
スーパーダライアスに比べると当然ながら音質は劣り、ボスの数もかなり減らされてしまっているので実際にはプラスではなくてマイナスなのだが…
ご覧の通りの横スクロールシューティングゲーム。画面左の赤い戦闘機が自機。
色のついた敵を倒すと落とす丸い玉を取得すると自機がパワーアップ。赤はショット、緑はボム、青はバリアをアップグレードしてくれる。
ステージの最後に待ち受けるボスは海洋生物をモチーフとした巨大戦艦。
やられてしまった場合はその場からスタートとなるが、それまでのパワーアップは無くなってしまうので一気に難しくなってしまうぞ。
ボスを倒した後にはステージの分岐がある。上の画像のように真ん中でぼーっとしていると普通に死ねるので注意。
選んだルートによってステージが変わり…
ボスも色んなタイプがいるので何週も遊べる。
敵もただ適当に配置してあるというわけでもなく、ステージの構成はきちんと考えられている感じ。ただ、ステージの長さはもうちょっと短くすべきだったかな。
一度自機が破壊されるとそのまま一気にゲームオーバーになるケースが多いのでゲームバランスはピーキーと言えるかもしれない。当時のシューティングはそういうものも多かった印象ではあるが。
まあ不満点を差し引いても遊べるゲームだと思う。スーパーからの移植の際に敵の配置などが調整されているので初代の中では一番遊びやすい。
ボス戦で時間をかけすぎると無限に出現するキューブ状の敵だけはいらなかったと思う。アーケードではなく家庭用のゲームなので。
ちなみにダライアスプラスではゲームオーバーになった後、タイトル画面でスタートではなくセレクトボタンを押せばコンティニューができる。ただし途中のステージまでだが。
敵の配置やアイテムの数などが調整されているので遊びやすい。他にもプラスではWAVEで倒した敵の点数が入らないというバグが修正されていたりもするため、ボスの数が減っていても一概にマイナスばかりとは言えない。シューティングとしては平均以上の出来だと思うし、普通に面白いので良作と言って差し支えないかと。
スコア:82点(100点中)判定:良作
(↑アマゾン商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。