イース -ナピシュテムの匣-(PSP)【感想・レビュー】
家庭用移植版では「Ⅵ」の文字が外されているが、ナンバリングとしては6作目となる。PC版を持っているがWIN10で動作するか分からないため今回プレイしたのはPSP版。ちなみにPSP版では通常版の他にダンジョンやキャラクターデータベースなどを追加した特別版も発売されている。
ストーリーは例によって漂流した主人公アドルが助けてくれた人のために動いているうちに古代文明の遺物の謎とそれに関わる陰謀に巻き込まれるという、いつものイースだ。
女性キャラクターが魅力的なのもいつものイース。全てのキャラクターに顔と名前が用意されているのは地味にスゴイかもしれない。
はっきり言って画質は悪い。PSPなのでしょうがないのかもしれないが…他のPSPのゲームと比べても劣るのでもう少しなんとかなったのでは?地図とか何が書いてあるか読めないし…。
マップが狭いからだろうか?どこに誰がいるとか誰がどこ行ったみたいな感じで同じところを何度も何度も往復させられる。こういう無理やりなプレイ時間引き延ばし工作はあまりいいやり方ではないと思う。。
基本的なアクションはジャンプと攻撃だが、方向キーとの組み合わせによって色々な攻撃を繰り出すことができる。ダッシュの操作が異常に出しにくいのが残念。
今作独自の要素として成長する3本の剣を切り替えながら戦うというシステムがある。剣は敵の落とす宝石を使って鍛えてレベルを上げることができる。
剣ごとに属性が異なり、固有の必殺技や魔法が用意されている…が、ぶっちゃけ剣を使い分けて戦わないといけないシーンはほぼラスボス戦くらい。アイデアは面白いのになぁ…。
イースシリーズはボスの動きをしっかり見極めてちゃんと動かないと倒せないというイメージだったのだが、今作はバランス的にちょっと雑かも。まともに戦うよりゴリ押しのほうが強かったりする。
装備アクセサリの半分くらいが隠し要素のような状態で、有用なものはほぼ隠しだが手に入れてしまうと難易度がNORMAL→VERY EASYになるくらいの強さなのもバランス的にどうかな。
面白いのは面白いのだが、なんだかあと一歩って感じかも。個人的にイースシリーズの中では下の方かな。
イースシリーズにしてはアクションやゲームバランスが雑なような気がした。世界観とキャラクターは良いが、マップが狭く同じところを何度も往復させられるのは冒険してる感じが薄れてくるし面倒くさい。それでもゲームとして一定以上の面白さはあるためPC版やPS2版の画質がもっと良いならば何点かプラスして佳作の評価でもいいと思うが、PSP版の評価としてはこんなところが妥当。
スコア:62点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。