花札グラフィティー 恋々物語【感想・レビュー】
【PS】
風雨来記や久遠の絆、ミッシングパーツで有名なFOGのスタッフが独立前にアイマックスで製作した花札を題材としたアドベンチャーゲーム。独立後も1作目に美少女花札紀行という花札ゲームを発売している。
主人公は花札が最高の娯楽である街にある花札の流派の家元の跡取りという狂った(?)設定は美少女花札紀行にも通ずる、というか実質前作と言ってもいい世界観。主人公が家元になるために課せられた課題をこなしていくというストーリー。
登場するキャラクターは家元の爺さんを除いて美少女ばかりで、各キャラクターとの恋愛ストーリーが用意されている。
与えられる課題の内容はなくなった化粧品や画材を探してだとかいう意味不明で面倒な内容が多い。
ノーヒントで部屋の中を虫眼鏡でひとつひとつ探していく。
見つけたら見つけたで足りないからまた探しに行けと言われる。
どこにあるか分からないものをノーヒントで探しに行く。シティマップでは様々な施設に入ることができ、時にはヒロインたちと遭遇することも。ただし、いつどこに誰がいるかは表示されていないので入ってみないと分からない。
花札に勝てば探し物ヒントをくれるキャラクターがいるのだが…まずはそのキャラクターをノーヒントで探さなければならない!
さて、ようやく花札ができる。2人の場合はこいこい、3人の場合は花合わせで勝負することになる。
とりあえず、CPUがめちゃくちゃ強い!裏で操作してるんじゃないかというくらい強い。こいこいだと3~4戦に1回、花合わせだと10戦に1回くらいしか勝てない。
操作してないとすればCPUが完璧に最善手だけを計算して出し続けているということだろうか?どちらにせよ、とにかく強すぎる。
もう少しバランス調整できなかったのだろうか。ゲーム内容も面倒くさすぎてやる気にならない。
キャラ絵はなかなか悪くないが、それ以外に取り柄はないというかマイナス点ばかり。花札はCPUが強すぎるし、アドベンチャー部分もノーヒントで総当たりするような面倒くさい内容でつまならい。もしハードオフとかで100円で見つけたなら買ってもいいかもしれないが、FOGや絵師の大ファンでコレクション目的とかでなければ全くオススメはしない。もし完璧な攻略本やサイトがあれば…それでも花札に勝てないと進めないので無理だ!!
スコア:27点(100点中)判定:クソゲー
(↑アマゾン商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。