サマーレッスン:宮本ひかり コレクション【感想・レビュー】
【PSVR専用】
夏が来るのを待っていた!バンダイナムコのサマーレッスンシリーズ3部作第1作目「サマーレッスン:宮本ひかり」のご紹介。今回プレイしたのはDLC全部入りのコレクションパッケージ。
主人公=プレイヤーはとある会社に所属する家庭教師という設定。会社からの電話で夏休み最後の7日間、ヒロインの宮本ひかりを担当することに。
ひかりが休み明けのテストで高得点を取れるように授業内容を考えてあげよう。
レッスン中の指導方針は3択となっており、正解ならひかりの能力が大幅アップ。間違えたら普通or悪い結果となってしまう。
レッスン終了後にはひかりの能力だけでなく、プレイヤーの能力(レッスンレベル)もアップ。プレイヤーに与えられた課題をクリアすれば話題(レッスンの効果がアップ)やラッキーアイテム(イベントを見ることができる)などのアイテムを手に入れることができるぞ。
休憩時間はひかりとのコミュニケーションタイム。プレイヤーが画面上のアイコンを見つめたり、実際に首を縦or横に振ることでひかりと会話を行っていく。
本当に別の空間にいてヒロインが目の前にいるかのような臨場感はなかなかスゴイ!
VRやってみろ。飛ぶぞ。
あーん。このシーンでは実際に顔を近づけてエアケーキを食べることができるぞ。
お返しにこちらもあーん。ただ、コントローラーのジャイロ機能を使っての操作はうまくいかないことが多いのでもどかしい。
逆!火つけるの反対側だよ!
7日間のレッスンが終われば数日後にひかりから連絡があり、テストの結果を教えてもらえる。当然ながら、ひかりの能力が高く成長しているほど良い結果=良いエンディングを迎えることができる。
もし悪い結果になってしまっても、レッスンのレベルやアイテムなどは引き継ぎで周回できるエンドレスエイトなので、また次回頑張ろう。ちなみに2週目からはヒロインの服装が変更可能だ。
VR上での美少女との交流はなかなか新鮮で楽しいが、残念ながら気になる点も多々ある。すでに察している人もいるかと思うが、ゲーム性はかなり低い。
良いエンディングを見たければテストで良い点数を取れるように7日間でひかりの能力をいっぱい上げなければならない。しかし今作は能力が上がりにくいためかなりの回数を周回しなければならない。
しかもレッスン時の3択は正解がかなり分かりづらい。これらの点は2作目、3作目では改善されているが…アップデートで最新版にした状態でも今作は遊びにくいままだ。
周回前提のシステムにしちゃイベントも少なすぎる。DLCなしだと元々少ないイベントですら、課題をこなしてアイテムを1つ入手するだけでも無駄に時間がかかる。課題は1日1回変更が可能だがアイテムが報酬の課題が出るかは結局ランダムだし。
ちょっと近づいただけで嫌な顔をされたり画面が真っ暗になるのもどうかと…そんなに離れてたらノート見えないだろ!色々とうるさいご時世とはいえ、ローアングル以外はもう少し緩和してくれてもよかったのでは?
ひかりともっと近づきたい人は基本パックだけでなくDLCもぜひ買おう!
よし、とりあえず腹筋だ!!
まだまだ発展途上のジャンルとは言えどVRの魅力と可能性は十分に感じることができる。この作品を遊びにくくしてしまっている無駄に面倒くさい仕様がなければ(あともう少しヒロインがソーシャルディスタンスを気にしすぎなければ)なおよかったのだが。DLCのなしのゲーム本体のみだとイベントは少ないのでマイナス5点くらいで考えたほうがいいかも。ゲーム性が低いのであまり高い点数は付けられないが…初めてのVR体験には悪くはない選択肢ではある。
スコア:65点(100点中)判定:佳作
(↑アマゾン商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。