オクトパストラベラー【感想・レビュー】
【Switch・PC】
スイッチで発売されたゲームの中でもかなり人気が高いRPG。しかし世間一般の評価とこのサイトの評価には多少のズレがあるかもしれない…あくまでも私個人の見解なので悪く思わないでね!
それぞれ違った特技を持った8人の中からメインの主人公を選択してゲームを始める。
選択しなかったキャラも仲間にすることができるので選択した主人公によって使用できないアビリティがあるというようなことはない。
キャラクターはそれぞれ固有のバックグラウンドとストーリーを持っているが、メインに選んだキャラ以外の物語もきちんと見ることができるので安心だ。
ストーリー部分は良い言い方をすれば王道だが・・・悪い言い方をすればありきたりで青臭いとも言えるので賛否が分かれそうだ。
主人公たちはそれぞれ固有の特技をもっており、盗む、情報を集める、NPCを連れまわす、戦闘を挑むといった行為によって冒険を有利に進めたりクエストを解決したりすることができる。
クエストの解決方法は複数用意されているものもあってなかなか面白い。ただ洋ゲーほどの自由度はないので、家庭用でも移植作品が多く遊べる現在では物足りなさを感じる人もいるかもしれない。
このゲームでは世界を自由に旅することができるが…推奨レベルが設定されているうえに訪れる順番を変えても特に何かが変化するわけでもない。よってフリーRPGとしての魅力を求めてこのゲームをプレイするのは間違いだと言っておかなければならないだろう。
グラフィックに関しては2Dのドット絵と3Dの融合はかなり美しく、文句をつける理由は見当たらない。
戦闘システムは敵の弱点を突いてガードを崩し…
ブーストした攻撃で大ダメージを与えるというシステムだ。シンプルだが出来が良くて楽しい。
サポートアビリティを付け替えたりベースジョブの他にもう一つのジョブを設定できたり…JRPGでは似たようなシステムがよくあるので革新的とはいえないが良いエッセンスになっていて面白いと思う。
まあアビリティは使えるものと使えないものがハッキリ分かれちゃってるので、バランス的にはよくある感じというか、平凡かな?
ゲームバランスは良いほうだと思うが、独特な戦闘システムのために1回の戦闘にそれなりに手間がかかるためエンカウントが多いのがストレスになる。普通にプレイしていたらレベル上げの時間もそれなりに煩わしさを感じる程度には必要だ。
グラフィックは美しく、戦闘システムは良く出来ている。基本的なゲームシステムも親切で遊びやすいと思う。ただストーリーに関してはちょっとベタ過ぎると感じたので好き嫌いがハッキリ分かれそうだ。レベル上げ作業が必要なのも人によってはマイナス要素だろう。自由度は意外と高くないのでグラフィックと戦闘システム以外は平凡なJRPGとそこまで大差ないように感じた。ストーリーが良ければ良作と言ってもよかったが…
スコア:70点(100点中)判定:佳作
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あくまでも個人の感想なのであしからず。