エアーマネジメントⅡ 航空王をめざせ【感想・レビュー】
【SFC・MD・WIN・PC98】
コーエーより発売された航空会社経営シミュレーションゲームの第二弾。SFCで発売された後、様々な機種に移植されたがパソコン版の入手は現在だと難しい。今回プレイしたのはSFC版。
シナリオは年代別に4つ用意されている。発売当時だと未来にあたる2000年以降のシナリオも収録。
まずは本社を設立するエリアと都市を決定する。当然ながら先進国の大都市のほうが有利だ。
4人までの同時プレイが可能。社名とカラーも変更できる。
世界の全7エリアのうち、6エリアで年間乗客数1位を達成すればゲームクリアとなる。期間は20年以内。
アイコンを選択して会社に指示を出していこう。
まずは社内会議で重役たちから話を聞いてみることにする。
とりあえず航路を開設しないとどうにもならないらしい。そりゃそうだ。東京から他の都市への航路を繋ごう。
いきなり他のエリアに進出は無理なようなので…東京ーソウル間を繋ぐことにする。
航空機、便数、運賃などの設定をすれば開設完了!!ゲームの所々にはアニメーションが用意されている。
空港のスロットを確保していない都市に空路を繋ぐには、現地に重役を向かわせて交渉しなければならない。友好度の低い都市だと交渉は長期間になるため、優先度を考えるのも重要だ。
各エリア間は1つの航路しか設定できないので(例えば先に東京とNYを繋いだあとに東京とLAやハワイに直通航路を開くことはできない)、どの都市をハブにするかは慎重に。
航路の設定の他にも関連事業の買収、買収した事業と自社航路を使ったキャンペーンを開催して乗客数アップを狙う戦略なども可能になっている。
ライバル社は本社のあるエリアに注力しているので、ただ都市間を繋いでいるだけでは6つのエリアで年間乗客数1位を達成するのは難しい。ときどき各路線の飛行機、機数、便数、運賃を見直そう。
できることがなくなったら時間を進める。旅行ブームなどのイベントの他、史実で起きた出来事がゲーム内でも発生し、国や都市の情勢に影響を与える。
航路の開設、状況を確認・変更するためにマップを1つ1つ順番に切り替える必要なのが面倒ではある。切り替わりにちょっと時間がかかるし、目的のマップに一発で飛べるようにしておいてほしかった。
あとは細かい点にマイナス要素はあるが、大きな欠点はなさそう。
リアルかどうかはともかく、そこそこ以上は遊べる。地味なゲームだが、シミュレーションが好きな人ならハマると思う。ただ、あまりにも地味すぎて飽きやすい面はあるので好き嫌いは分かれそうだ。大きなマイナス点はないが、大きなプラス点もないので佳作の評価が妥当か。でもハマればそれなりに熱中度は高い。
スコア:70点(100点中)判定:佳作
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あくまでも個人の感想なのであしからず。