ロウ・オブ・ザ・ウエスト 西部の掟【感想・レビュー】
【FC】
アメリカ産のアドベンチャーゲームで、元はアップルⅡ用のものをファミコンに移植したもの。
プレイヤーは町のシェリフ(保安官)となってNPCたちと会話をしていく。
順番に選択肢を選んでいくだけのシンプルなゲームだが、選択肢の内容は真面目なものからふざけたものまで様々。わざと怒らせて楽しむのもあり。
話を聞いているとどうやらジェシー・ジェームスがこの町で強盗を企てているらしい。
最終的に撃ち合いになることもある。相手よりも先に撃たないと一度目は怪我をしてしまい、二度目はゲームオーバーとなる。
銃はいつでも抜けるので、何の理由もなく住民を撃つこともできる。ちなみに相手を射殺してしまうとそのステージの点数はゼロになるぞ。
会話の内容によってはステージ終了後のスコア計算でボーナスが入る場合も。しかし何の意味もない会話でボーナスを得られたり、重要な情報を入手してもボーナスがなかったりするので、正直、意味がわからない。
実際のところ全員からボーナスを得ようと、全員から情報を聞き出そうと、全員射殺しようと内容に変化はなく、エンディングなどもない。
会話の途中でNPCを狙う殺し屋が物陰に現れたり、会話中に銀行から普通に強盗が逃げていったり、制限時間を過ぎると爆弾が降ってきたりとわけがわからない内容だ。
人によってはクソゲーだと感じるかもしれない。とりあえず馬鹿馬鹿しくて笑えるので、それを楽しんだもの勝ちって感じの作品。
良し悪しは聞いた人の判断に任せるが、音楽はとても印象的で記憶に残る。ステージ終了後の音楽はやたらと軽くて笑える。特に相手を撃った後なんかは。
保安官シミュレータ的なアドベンチャーゲームだが、笑える内容なのでバカゲーと言えるかもしれない。ゲームとしての最終目的がないし、内容も意味不明な点が多いので真面目に遊ぼうとするとつまらないかも。スコアを稼いだり会話を楽しんだりという目的を自分で見つけられない場合は何度もプレイする理由はない。クリアやエンディングがない分もマイナスするとダメゲーという判断になる。個人的には好きだが。
スコア:47点(100点中)判定:ダメゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。