スプラッターハウス わんぱくグラフィティ【感想・レビュー】
【FC】
残虐ホラーアクションのスプラッターハウスのファミコン向け作品。内容的にも雰囲気的にも移植というよりは新作と捉えた方がよさそうなほど別物である。時系列としては原作の前日譚という位置づけとなる。
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リックが死んで悲しむジェニファーだが…
雷が落ちてリックが復活!しかし隣で眠っていたカボチャの化け物も一緒に復活してしまい、ジェニファーを連れ去ってしまう、というストーリー。
とりあえずジェニファーを助けにいくという目的は本家と同じ。
今作ではリックは2頭身化。アクションもジャンプと攻撃のみに単純化されている。
グラフィックや世界観はライトな感じにアレンジされ、パロディも多数登場するというコミカルな内容だ。
今作では経験値とレベルのシステムが採用されており、敵を倒すと経験値が1ポイントずつもらえ(ボスは10ポイント)、レベルが上がるとHPのゲージが増えていく。
回復アイテムも結構バンバン出るのでゲームバランス的には当本家と比べるとかなり遊びやすく感じる。
アクション自体はシンプルだが軽快でなかなか楽しい。
かといって簡単すぎるというわけでもなく、パターンを覚えないと厳しい場面もある。
ボスの数も多いので結構楽しめる内容だぞ。
実はこのゲームには日本とエジプトという2つの隠しステージがあり、クリアするとクリスタルをもらえる。
2つのクリスタルを持った状態でラスボスを倒すと、エンディング後にエピローグが追加される。どんな内容かは自分の目で確かめてほしい…!!
軽快で楽しく遊べるアクションゲームで、特に目立って悪い点もないので良作と判断する。本家に思い入れがありすぎてグラフィックや難易度に納得がいかない、という人以外は結構誰でも楽しめる作品なんじゃないかと思う。安く売ってたらとりあえず買っておいて損はないかと。
スコア:80点(100点中)判定:良作
(↑amazon商品ページ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。