Shadow of the Tomb Raider【感想・レビュー】
【ＰＳ４・ＰＣ・ＸＢＯＸ ＯＮＥ】
アクションアドベンチャーシリーズTomb Raiderのスクウェア・エニックスによるリブート第３弾にして最終章。今回は主人公ララ・クロフトの暗い影の部分がテーマのようだ。
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ゲーム自体は基本的に一本道を進んで行きながら時々戦闘や謎解きがあるだけという簡素さは相変わらず。
失敗したら次から何をすればいいかわかるよね？って感じのデザインでゲーム性はハッキリ言うと低い部類。
謎解きはロープを使ったロジックばかりでシリーズ通してやっていると正直飽きてしまっている。三部作の中でも今回は特につまらない内容だと感じた。
ステージも結局同じことの繰り返しでワンパターン。次の足場がどこか分かりづらいと感じる部分も多々あった。どうせ一本道なので分かりやすくしてくれればいいと思うのだが…
戦闘部分の出来も良いとは言えない。敵は銃で腹を撃たれても全くひるまずにとにかくがむしゃらに突っ込んでくるし、弓を持った敵は障害物の影にいても１００％確実に攻撃を当ててくるという超人ばかりで昔の洋ゲーかな？って感じのレベル。
どうやらステルスメインで戦うように設計されているようだが…死体を動かすことができない、敵の真後ろでバシャバシャと水音を立てても全く気付かれないなどステルスゲーとしても完成度が低い。
半映画・半ゲーム的な作品にも関わらず、今作はストーリーが面白くないというのが一番イタい。主人公のララも今回は自己中心的すぎて魅力を感じない。
一応スキルは数多く用意されている。装備も数種類用意されていて商人から購入することが可能。しかし普通に遊んでいれば１５時間もあればエンディングなのでスキルはほとんど使う機会がなく、高価な装備は買う理由がない。
ストーリー以外にもサブクエストや探索できる遺跡などが用意されている。今までと同様に狩りも行うことができるが…全く必要性を感じないというか、モチベーションが沸かないし、やったところでつまらない…
完成度が高くないというのもあるが、もともとゲーム性があまり高くない作品なので…色んなマイナス点が直にプレイヤーに襲い掛かってくる感じで余計につまらなく感じるのだろう。
ローカライズの問題点も悪評の原因のひとつとなっている。まな板の上の魚の内臓がどす黒いヘドロだったり…特に序盤の重要なシーンで死体が真っ黒い塊になっていて日本のプレイヤーだけが置いてけぼりにされたのは大変不評だった（死体に関しては現在では修正済み？）。
これが２０１８年のゲーム？むしろ退化しているような気が…ヒットマンのリブートと比べて随分と差があるね。
全ての要素が微妙につまらない。ゲーム性が低いタイプの作品のため、そのつまらなさがダイレクトに感じられる残念な内容となってしまった。最終章にしてはマイナーチェンジ程度の進化しかしておらず、むしろ１作目のほうが総合的によくまとまっていると感じた。ストーリーや主人公のララも今回は魅力的ではないのでグラフィック以外に良いところはない。余程のファンでもなければ無理に買うこともないだろう。
スコア：４８点（１００点中）判定：ダメゲー
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- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
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あくまでも個人の感想なのであしからず。
