サイバーコア【感想・レビュー】
【PCエンジン】
1990年発売のPCエンジン用ゲームソフト。ジャンルはシューティング(縦シュー)。翌年にはX68000でも発売されている。自機も敵もほとんどが虫という独特な世界観とグラフィックが魅力(?)の作品だ。
西暦2269年、地球は巨大な虫たちに埋め尽くされてしまった。
状況の打開策として軍は一人の兵士をメタモルフォーゼして戦わせることにした…という感じのストーリー。
画面下の羽虫のようなものが自機。ボタンⅡで通常ショット、ボタンⅠで地上へのボム攻撃。セレクトボタンでスピード変更(3段階)。
画面右上の緑の虫を攻撃するとパワーアップアイテムを落とす。
こいつを取得すると自機が変態してパワーアップ&シールドゲージがプラスされる。
パワーアップアイテムは4種類あり、同じ色を取得していくとパワーとシールドがアップしていく(最大4段階)。ただし別の色を拾ってしまうと2段階目に戻されてしまうので注意。
青は攻撃範囲が広い、黄色はショットが貫通レーザーになるなど色によって特徴が分かれている。
ステージ1のボスはナウシカの王蟲のような虫。こいつには対地ボムしか通用しない。
ステージ2はかつては大都市であっただろうと思われる廃墟。ステージ毎にそれぞれ特徴が違う。
問題はゲームバランスがちょっとピーキーで雑なところ。自機の当たり判定が大きいうえパワーアップすれば機体がどんどん大きくなってさらに当たりやすくなってしまう。
その代わりにパワーアップした状態でボス戦に挑めばあっさりと倒せてしまうというバランスのため、ステージは難しいのにボスは簡単すぎると感じてしまうことが多い。
多数の青い虫が高速で追尾してくるのを避け続けないといけないステージは無計画に難易度を上げ過ぎているように感じた。しかも中間ポイントがないのでやられてしまうとまたステージの最初に戻されてしまう。
でもやっぱりボスは弱い…
世界観やグラフィックは割と独自性があって良いと思うが、ゲームバランスがイマイチなのはマイナスと言わざるを得ない。ボスが全体的に弱いのも面白味に欠ける。ただゲームとして決してつまらないわけではない。スクショを見てこのゲームの個性的な世界観が気に入ればアリかも?
スコア:59点(100点中)判定:凡ゲー
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あくまでも個人の感想なのであしからず。