BIO HAZARD RE:2【感想・レビュー】
RE:2と書いてアールイーツーと読む。初代PSで発売されたバイオハザード2のリメイク作品。私がプレイしたのは表現規制の緩いZバージョンだが、それでも頭部欠損などの表現はNGのようなので気になる人は海外版(Resident Evil 2)の検討を。
PS版同様、本編はレオン編とクレア編の2つに分かれている。今回はクレア編を遊んでみよう。
アメリカンなオッサンがトレーラーを運転していたら・・・
人を轢いてしまった!!
オッサン!!後ろ後ろ!!
さて場面は変わって…ラクーンシティを訪れる途中でガソリンスタンドに立ち寄ったクレア。
何やら様子がおかしいので中を見てみることに。
シリーズは段々とホラー感が薄れてQTEとハリウッド映画的演出が満載のアクションに方向転換していったが、このゲームはちゃんとホラーアドベンチャーに回帰している。薄暗い場所を懐中電灯の明かりを頼りに探索するのはなかなかドキドキする。
いやあああああああああ!!!!
リメイク元はラジコン操作で銃を構えると照準は自動だったが、今作はバイオハザード4以降と同様にTPSへと変更された。
敵に掴まれたときにナイフや手榴弾を持っていれば反撃してダメージを防ぐこともできるシステムも追加されて遊びやすくなっている。
途中で出会った新人警官のレオンと一緒に脱出するも…
道は通行できる状態じゃない!!
さっきのオッサンのトレーラーが!!
どかーん
分かれて警察署に向かうことに。PS版ではここからスタートだったね。
ゲームはムービーやイベントも含めて再構成されているのでリメイク元を何度も遊んだ私も新鮮な気持ちでプレイすることができた。
ホラーアドベンチャーとしての楽しさがきちんとあるので6で絶望した人にもオススメできる内容だ。
恒例の謎解きや読み物もしっかり。
マップには取っていないアイテムや解決していない謎解きの場所が自動的に記載されていくので初心者にも親切な設計になっている。
5や6で不評だったムービー中にいきなりボタンを押せと言われるような演出(QTE)はなくなっているのも良い判断だと思った。ごく一部、決まった手順で何かをしなければならない箇所はあるがシナリオ中2~3カ所程度にとどめられている。
難易度的にはスタンダードでも弾を無駄遣いしなければ割と簡単、裏シナリオはちょっと難しいって感じだった。シューターが苦手な人でもアシストモードにすればクリアまで楽しめるだろう。
全体的に遊びやすくなっている良リメイクだ!!
あえて悪い点を言うなら暗い場面が多く、視点も近いので酔いやすい人は注意ってことかな。
手順が決まっているボス戦や時間制限付きイベントはQTEと大してゲーム性が変わらないので賛否両論あるかと思う。私個人の意見としてはこういうパートはイマイチ面白くなかった。
会話内容はちょっと不自然というか…違和感があるものが多々あったと感じた。まあでも悪い点といえばそれくらいなので普通に良作だと言えるだろう。
クリア後にはもちろん新武器や新ボスが追加されたセカンドシナリオ(裏シナリオ)が遊べる。
レコードを達成していけば…
シリーズお馴染みのコスチュームチェンジや無限武器などを入手したり…
コンセプトアート、フィギュアなどを鑑賞できる。
そして追加要素としてガンショップのオヤジなどの脇役キャラのシナリオを遊べるゴーストサバイバーモード!!
このモードにしか登場しない敵や本編とは違ったゲーム性を楽しめるぞ。
リメイク作品は微妙な出来になる場合も多いが今作はかなり良いリメイクだと言えると思う。ゲーム全体が再構成され追加要素もたっぷりなのでPS版を遊びつくした人でも十分楽しめる出来だし、遊びやすくなっているのでシリーズ初心者にもオススメだ。
スコア:84点(100点中)判定:良作
(国内版Zバージョン)↑
(海外版)↑
海外版にも日本語字幕が収録されているらしいのである意味こっちが完全版かも?
あくまでも個人の感想なのであしからず。