爆走デコトラ伝説2 男人生夢一路【感想・レビュー】
【PS】
デコトラをテーマにしたレースゲーム。ナンバリングとしては2作目。今作の楽曲はなんと北島ファミリーが歌い上げており、ヒット曲の北の漁場やみちのくひとり旅も収録されているという大変豪華なもの。さらにトラック野郎シリーズの主人公を演じていた菅原文太も監修・声優として参加している。
このゲームのメインとなるのは全国制覇モード。開始するとまずトラックを選択する画面になる。カーゴ、ダンプの2種類から選ぶことができ、それぞれ車種やボディの色を複数から選択可能。
北海道から九州までを往復しながら各地のライバルトラッカーたちとレースをしていく。対戦前には曲、ボイス、積荷を選択することが可能。ボイスは女性のものも収録されている。ちなみにボイス1が菅原文太の声だ。
ライバルのトラック野郎たちは芸能人の誰かがモデルとなっている。こいつは三番星玉三郎(せんだみつお)かな?
ジョナサン!(愛川欽也)
カムチャッカ!(梅宮辰夫)
レースゲーム部分はかなりシンプル。ハンドル操作をしなくても車線に沿って走ってくれるので、プレイヤーが行うのは主に加速、減速、車線変更、気合(短時間のスピードブースト)のみだ。単純だが妨害行為やスリップストリーム、気合を使用するタイミングなどある程度の駆け引きが必要。
ライバルも積極的に妨害してくる者やスリップストリームをさせないようにしてくる者、ひたすら乱暴な運転をする者など様々だ。プレイヤーもある程度それに合わせた運転をしないと楽には勝てない。
ライバルに勝利するとポイントを獲得。敗北しても積荷を運んだ分の報酬は得ることができるが、あまり荷物を破損してしまうと損失金が大きくなりマイナスになることも。
ポイントを稼いだらショップに行きパーツを買ってトラックをデコレーションしよう。電飾の色や点滅の速さは好きなように変更することができるぞ。
荷台のペイントは龍や花魁、歌舞伎や風神雷神といった定番のものから…
不思議の国のアリスや猫といったメルヘンなものまで用意されている。
ペイントモードでは自分で絵を描いたり、テンプレの背景やスタンプを組み合わせてオリジナルのペイントを製作してトラックに貼り付けることが可能。
日本列島を巡りながらトラックをド派手に飾り付けていこう!
ラスボスは二代目一番星!
クリア後は各地を自由に走ることができるようになる。東名ルートは上り下りにそれぞれ2人ずつのライバルがいるので戦っていない奴とも勝負しに行こう。
新しくトラックを買ったりライバルのトラックをゲットして乗り換えることができるようになるやり込み要素もあるぞ。
トラッカー劇場は全国制覇にも登場したトラック野郎たちの物語を見ることができるモード。
多数のパトカーに追われながら制限時間内に目的地にたどり着くなど、全国制覇とは一風変わった内容となっている。
レース部分の単純さは好みが分かれると思うが、シミュレーターとして好みのデコトラを作るのはなかなか楽しい。
ゲームとしてはかなりシンプルだがゲーム性が全くないわけでもなく、それなりに楽しい。シリーズ後期の作品に比べるとパーツやペイントの種類が少ないが、それでも楽曲面ではこの作品が一番だと言えるので遊ぶ価値は十分にある。まあ内容を考えると好みが分かれると思うが、トラック野郎シリーズが好きならオススメだ。
スコア:68点(100点中)判定:佳作
爆走デコトラ伝説2~男人生夢一路~ PlayStation the Best
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(↑サントラもあるぞ)
あくまでも個人の感想なのであしからず。