DEAD OR SCHOOL【感想・レビュー】
8月29日にPS4およびSwitch版が発売されるインディーアクションゲーム。PCではアーリーアクセスとしてかなり前から配信されていたが、いつの間にか正式リリースされていたのでプレイしてみた。このゲームはなんとたった3人で製作されたというのだから驚きだ。
謎のウイルスによるパンデミックによって人類が地下での生活を余儀なくされて数十年・・・地下で生まれ育った若者たちの中には地上に行こうとする者も現れはじめた。
しかし腐敗生物たちは死滅していなかった!やっぱり地上で暮らすなんて無理なんだ…と絶望する人々。
そんな中、婆さんはなぜか女学生時代の制服をヒサコに渡す。その昔、地上には学校という素敵な場所があったんだよと…
それを聞いたヒサコは友達いっぱい集めて学校に行く!っと地上を目指す旅へ。
鉄パイプを持って新宿に降り立つヒサコだが…
いきなりお姉さんが襲われている!助けなければ!
ヒサコの攻撃方法だが、武器は3種類を自由に切り替えながら戦うことができる。まず1つめは近接系武器。
2つめはマシンガン系武器。マシンガンといっても機関銃に限らずショットガンやスナイパーライフルもこの系統に含まれる。
最後はロケットランチャーやグレネードランチャーなどの爆破系武器。
さてお姉さんを助けたところで新宿駅の探索開始だ。
マップは一本道ではなくあちこち枝分かれした地下街を進みクエストを達成していく。
メトロイドほどの作り込みはさすがにないが、なかなか面白い。探索ではただ単にメインの目標のみではなく…
過去の遺物を集めたり、救難信号を出している人を救出して仲間にしたり、サブクエストを達成したりなどのイベントが用意されている。
ステージに配置されているギミックも良い感じのスパイスになっていて単調にならず楽しい。ただ一部のギミックに出来の悪いものがあるので改善が望まれる。
敵を倒すとお金、武器、強化パーツなどを落とす。武器やパーツの性能や特殊効果はランダムというハクスラ要素もある。
1つの系統だけでも武器の種類はかなり多い。
武器はお金や部品を使って強化したりアタッチメントを付け替えたりすることができる。中にはレアな効果がついているものも。
レベルアップの際にはスキルポイントを入手。全ての系統を平均的に上げるか、1つの系統に特化させるかスキルの上げ方によってプレイスタイルも大きく変わって来るだろう。拠点に戻ればいつでもスキルポイントはリセットできるので失敗しても大丈夫。
ステージの最後にはボスが登場。なかなか強敵揃いだ。
ボスを倒せば次のステージへと向かうことができる。過去のステージにもいつでも戻ることができるので取り逃しがあっても安心。
ヒサコは地上の楽園(学校)にたどり着くことができるか!?
全体の完成度だが、正直に言うとかなり荒削りな印象を受けた。静止画では伝わりづらいかと思うがキャラクターのモーションは見栄えがあまりよくない。まあアクションゲームとしての楽しさは損なわれていないので見た目にこだわる人でなければ気にしないでいいと思う。
ゲームバランスはどちらかというとちょっと厳しめなのである程度のレベル上げ作業は必要だと思っていたほうがいいだろう。武器やパーツ集めを楽しめる人の場合はそんなに気にならないかもしれない。
間違いなく面白いのは面白い。ただしかなり荒削りではある。家庭用ゲーム機に移植するにあたってどれだけクオリティを上げているか気になるところだが、私個人としてはすごく楽しめた。2Dアクション+ハクスラと聞いて「面白そう!」と感じたなら気に入るはず。大手デベロッパーのA級作品と同じような完成度を求めない限りはアクションゲームの楽しさを十分堪能できるだろう。
スコア:81点(100点中)判定:良ゲー
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※記事内のスクリーンショットはsteam版です。
あくまでも個人の感想なのであしからず。