シャドウ・オブ・ウォー【感想・レビュー】
ストーリー自体は良いんだけど、固有名詞が多すぎてなんだかなぁ・・・って感じ。指輪物語の世界観に詳しい人でないとイマイチ楽しめないかも。
ゲーム部分はマップを走ったり建物に上ったりしながら戦闘やイベントをこなしたりアイテムを集めたりする、アサシンクリードみたいな感じのゲーム。このゲーム独自の要素としては敵を従わせて自分の仲間にしたり、仲間にした者達と一緒に敵の砦に攻め入ったりできるところ。だが敵を仲間にして攻城戦ができるようになってからは急激に飽きる。同じことの繰り返しだから。
戦闘は達成感や爽快感がない。敵の攻撃は1発で体力を4分の1くらい減らされたり最悪ワンパンで殺されるけど、こっちは同レベルの小隊長を倒すのに何十発も攻撃を当てないといけない。攻撃ボタンを押すと自動で敵をロックオンして攻撃するのだが、目の前にひるんだ小隊長がいるにも関わらずちょっと離れたところにいる味方を攻撃したりする。敵の攻撃が当たる直前にQTEが発生するので成功すると攻撃を避けたり反撃したりできるのだがQTEの表示時間は割と短く、集団戦になると画面の内外で複数のQTEが発生するうえ遠距離攻撃にも狙われるのでひたすら回避していないとすぐ死んでしまう。なのでこのQTEシステム自体があまり意味をなしていない気がする。まあそれでも負けるよりは勝つ方が多いし、相手に弱点があればそれを狙うなどの工夫をすれば楽に戦えることもあるのでこのゲームバランスは狙ったものだと思われるが、楽しくはないためデザインとしては成功だとは思えない。だって小隊長と軍団長だけでも1つのマップに20人くらいいるし・・・面倒なだけで爽快感も達成感もない。ボス戦は完全にQTEゲーでさらにつまらない。
全く遊べないわけではないが、かなり面倒なシステム・バランスで同じことの繰り返しなので気になる人はいきなり完全版(ディフィニティブ・エディション)を買うのではなく、安くなってる通常版のほうがいいんじゃないだろうか。高い評価をしている人もいるので合う人には良ゲーなのかも?
スコア:58点(100点中)判定:凡ゲー
シャドウ・オブ・ウォー ディフィニティブ・エディション - PS4 【CEROレーティング「Z」】
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2018/10/11
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あくまで個人の感想なのであしからず。